2007年12月13日木曜日

ポーラーライツとブラックパンサーの問題(私見)

12月12日突如持ち上がった、出走レースと騎手の問題であちこちで騒然としていることについて、推測を書いてみる。まずは流れから。
 11月1日池江(父)厩舎の2頭のシンボリクリスエスの仔がゲート試験を受け、一方が受かり、片方が落ちてしまった。合格したのはディープインパクトの甥で金子真人氏の所有のブラックパンサー(BP)、そして落ちたのがサンデーRCのポーラーライツ(PL)である。この時点で、2頭の間に調教での差が出て、優先出走権はポーラーライツに確定した。
 翌週11月8日PLがゲート試験に合格した。この時点で12月の阪神第1週にBPが、第3週にPLがデビューと決められたようだった。騎手は決まっていなかった。
 金子真人氏は、おそらく、ブラックパンサーにディープインパクトを重ねてみて、武豊騎手でのデビューを考えたようだ。その時点で、豊に声をかけていたかもしれない。調教師にも相談していたと思われます。だが、阪神のレースはもう先約が決まっていた。それを断らせるわけにもいかず、調教師と相談の上、来年、豊騎乗で、デビューと決めたのではないだろうか。
 これにより、PLは、BPの動向を気にせずレースを選べたことになる。そこに、突如、豊騎乗予定の吉田照哉氏(社台ファーム)のガイディングスター(ファルブラウ×クルーピアスター)が3週目芝2000mを回避することになった。すかさず、豊に池江師はPLの騎乗を依頼したのではないか。豊は、PLの騎乗を受けた。これが、12月6日の出来事である。
 この後順調に調教を重ねていくが、突如、12月12日、PLの12月16日の出走は取りやめ、22日芝1800mに延期、16日の芝2000mにはBPが武豊騎乗で出走することが発表された。
 この日から、あちらこちらの掲示板は騒然となった。喜んでいるBPの掲示板、PLの掲示板では、金子氏が横取りした、圧力をかけたとか、大変な騒ぎになっている。
 おそらく、真相は、池江師が金子氏の意向を勘違いして、来年デビューと思い込んでいたのではないか。豊騎手も同じで、ともに、相談もせず発表してしまったのではないか。週間ギャロップは、そのあおりを受けてしまった。池江師は、金子氏から、連絡が入り、あわてて、サンデーRCの吉田勝己氏(ノーザンファーム)と豊に連絡を取り、了承を取ったのであろう。勝己氏は、有力馬を何頭も抱えており、また、ノーザンファームのお得意さんでデープの馬主の金子氏の頼みなのだからと、太っ腹を見せたのでしょう。豊は、最初から、BPに乗る予定だったので問題なく受けたのでしょう。
 結局、クラブ馬主が無視された格好で決着がつきました。
 悔しいですが、最初から、2番手なのですから文句も言えないですね。こうなったら、素質を発揮、成長し、ダービーで決着をつけてもらいたい。なんて、むりかな・・・・

 キングオブチャドは、23日有馬の日に中山ダート1800、フレンドは、チャドが予定していた16日中京鳴海特別に出走予定です。
 

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